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金持ち父さん用語の解説

金持ち父さんのキャッシュフローゲーム

「金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない」本の中の言葉です。金持ち父さん貧乏父さんの 中で使われている言葉は、一般的に辞書に載っている意味や経済・会計で使われている意味と異なっている場合が あります。ここでは、私の解釈を紹介していますので、参考にしてください。ここに載せてほしいい言葉が他に ありましたら、メール等でお知らせください。


ラットレース

訳では「イタチごっこ」とされています。が、この言葉を聞くと私の頭ではハムスターが運動器の中をぐるぐる 走り回ります。^^; 「金持ち父さん貧乏父さん」の一番初めにシャロン・レクターがロバート・キヨサキの説明を 書いていますが、そこではラットレースに巻き込まれた二人を「彼らは会社の持ち主に利益をもたらすために働き、 政府に税金を払うために働き、銀行にローンを返すために働き、クレジットカードでの買い物の支払いをするために 働く。」と言っています。このように税金やローンの支払いを行うために恐怖や脅迫観念に近い状態で毎日働いて いる状態をラットレースというようです。

本の中では更にラットレースの連鎖についてにも言及しています。「...こういう親たちはお金について一生何も 学ばず、ただがむしゃらに働きつづける。彼らがお金について学ぶことと言えば、彼らの無知を利用して金儲けをする 金持ち連中が耳に吹き込むことだけだ。このプロセスは次の世代でもまた繰り返される。これがラットレースだ。」

ここまでみると、ラットレースとは税金やローンを支払うために働きつづけなければならない状態というだけで なく、そのようなお金の奴隷になるような考え方を子供に教え引き継がせることも含まれているようにみえます。

一方、金持ち父さんは、金持ちが回っているところをファーストトラック(高速車線)と呼んでいます。 ファーストトラックとラットレースは繋がっていません。キャッシュフローゲームではラットレースからこの分離 されているファーストトラックに行く方法を学ぶことができます。


 

異なるルール

「金持ちは異なるルールでプレーしている。」金持ち父さんは本の中でよくこう書いています。これは同じ事を しても作用が異なっていることを言っています。例えば、会社が経費を削減するためにダウンサイジング(経営規模 の縮小化)を行った場合、従業員の解雇が行われ、解雇された家族は路頭に迷い、失業率は上がります。一方、企業が 人件費を削減すれば、それを好材料と市場は捉えて株価は上がります。企業オーナーや投資家はそこで利益を得ます。 従業員にとっては負け、企業オーナーや投資家にとっては勝ちです。

金持ち父さんは更にもうひとつ踏み込んでいます。企業オーナーや投資家は自分の運命を自分でコントロールして います。一方、ただ「こんなの公平じゃない!」と思うだけの従業員は、自分の運命のコントロールを他人にゆだねて しまっています。


 

学校に行って、しっかり勉強して、いい仕事につきなさい

これは貧乏父さんの言葉です。

本の中で貧乏父さんは、「学校に行って、しっかり勉強して、いい仕事につきなさい」と言っています。 高い教育を受け、会社のために働くように勧めています。一方、金持ち父さんは、自分の会社を持って頭のいい人間を 雇う立場になることを勧めました。日本ではサラリーマンが非常に多いので、おそらくこの本が書かれたアメリカより もこのような考え方をする人は多いのではないでしょうか。

こういったお金に関する教育は、学校ではなく家庭で行われています。サラリーマンの家庭では税金の計算どころか 会社が源泉徴収や年末調整してくれるので、自分が税金と社会保険をあわせていくら払っているのかすら把握して いない家庭も多いかもしれません。金持ちがさらに金持ちになり、貧乏人がさらに貧乏になるのはあたりまえのこと ですね。


 

数字屋

金持ち父さんは、ビジネススクール(経営大学院)を出てMBAをとっても多少高度な数字屋になるだけだと 書いています。数字屋は人に雇われるのがせいぜいで、自分でビジネスを興すことはできません。彼らのできること は、数字をながめ、人の首を切り、ビジネスをつぶすことぐらいだと。かなりの酷評、言いたい放題です。


 

資産と負債

金持ち父さんは非常に簡単な言葉で資産と負債の定義をしています。

・資産は私のポケットにお金を入れてくれる
・負債は私のポケットからお金をとっていく

本当に知らなければならないのはこれだけです。そして金持ちになりたければ、ただ「資産を買うこと」に生涯を ささげればいいし、中流階級以下にとどまっていたい人は負債を買えばいいと言っています

しかしこれに当てはめるといろいろなものが一般的に言われていることと異なる方に分類されてしまうので注意が 必要です。金持ち父さんにとってみれば、持ち家や自家用車は資産ではありません。

・資産の例

自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス、株、債権、投資信託、収入を生む不動産(貸し家、貸し 駐車場など)、印税などを生む知的財産

・負債の例

持ち家、車、レジャーボート、絵画、ステレオ、大画面テレビなど

金持ち父さんは、資産の例として一番にビジネスをあげています。一方、自分がその場にいなければ収入に ならないものは「仕事」であって「ビジネス」ではないと言い切っています。この中では私は株しか持っていま せんが、今の「仕事」を「ビジネス」に少しずつ変えていく作業をしています。また、ホームページからの アフェリエイトも資産になるのではないかと考えています。大きな負債としては、車を持っています。 あなたはどんな資産や負債を持っていますか?


 

持ち家は負債だ

細かい説明は上の資産と負債に書いた通りですが、私が衝撃を受けた言葉ですので大きく出しちゃいます。 この本を読む前は、社宅に入っている間にできるだけ多くの頭金を貯めて、一軒家を建てるのが目標でした。 かなりのハイペースで貯金していたと思います。それが最大の負債の買い物をしようとしていたとは!!!

持ち家は持っているだけで固定資産税がかかりますし、外壁や屋根、水回りに維持費がかかります。新築で 建てた場合には、建てた金額では売れません。


 

ファイナンシャル・インテリジェンス

ラットレースを抜けるためには、ファイナンシャル・インテリジェンス(ファイナンシャルIQ)が必要だと 言っています。ファイナンシャル・インテリジェンスは4つの専門的分野の知識から成り立っています。

・会計力(ファイナンシャル・リテラシー)

正確にお金を扱う能力。具体的には貸借対照表や損益計算書を読んで理解できる能力。

・投資力

お金がお金を作る科学を理解し、戦略を立てる力。

・市場の理解力

需要と供給の関係を理解し、チャンスをつかむ力。

・法律力

会計や会社に関する法律、国や自治体の法律に精通していること。会社を使うのと使わないのとでは、資産を増やす スピードが歩くのと飛ぶぐらい違う。

キャッシュフローゲームでは、ファイナンシャル・インテリジェンスの全体的な雰囲気を掴むことができます。 さらに貸借対照表や損益計算書になれるので、会計力(ファイナンシャル・リテラシー)が鍛えられます。


 

キャッシュフロー・クワドラント

「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」の中で詳しくかかれています。金持ち父さんは、収入を その性質によってクワドラント(4つの領域)に分類しました。

 E  B
 S  I

Employee(従業員)
Self-employee、又は、Small business owner(自営業者)
Big bisiness owner(企業オーナー)
Investor(投資家)

左側のESがいわゆるラットレースを走っている人たちにあたります。 ゲーム会ではクワドラントの左側とよく言います。 一方右側のBIがいわゆるファーストトラックの人たちであり、ゲーム会では クワドラントの右側といっています。

金持ち父さんはクワドラントの右側に行くためには、まずEからSに行き、 それからBに行くことが一番の近道だと言っています。Bで成功するためには Sの能力は最低必要だからです。さらにIで成功するためにはB の能力が必要だとも言っています。




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